楽なポリクリ、きついポリクリ
久しぶりの更新です!まったく物が続きません!
今日は実習について書いてみました。
CBTとOSCEという自動車免許で言う仮免を合格すると晴れて病院での実習があるのですが、このことを通称ポリクリと言います。
ポリクリの楽さは診療科によってかなり違います。
もちくま医大では眼科や皮膚科、内科系(一部を除く)は基本的に楽なことが多く、外科系や産婦人科、救急、循環器内科はきついと言われています。この傾向はいわゆるQOL科と相関があるので、ほかの大学でもおそらく同じではないでしょうか?
楽な科だと朝も9時集合でそのまま回診についたり手術を見学したりして見学もぼーっと突っ立ってるというより雑談だったり説明係の先生がついていたりします。そして、昼前に一旦解散、午後もレクチャーが1時間くらいある程度で午後休もよくあるといった具合です。
一方、きつい科は7時台集合、そのまま手術見学や朝カンファで手術見学は下手すりゃご飯抜きで気づいたら夕方なんてこともあります。手術見学がなくても朝カンファ後、レクチャーが立て続けに3コマあったり、週1の教授回診のプレゼン原稿や総括での発表スライドを作成したりとひたすら学生待機所になるカンファ室に籠りながら夕カンファまでひたすら待機します。そんなことをしている気づいたら12時間病院にいることもあるので、学生とは…?という疑問が生まれて辛くなります。
きつい科も隙間時間にWi-Fiを飛ばしてくれていれば各々MECやQアシスト、medu4を見る(なぜかTECOM派が自分の学年にはいない)のですが、院内でWi-Fiを飛ばしてくれているところはほとんどないので、スマホでQB解いたりするのが関の山です。
院内でも講義棟のように学内Wi-FiがあればPCで調べ物が出来てレポートが捗るしビデオ講座も見られるのですが、なかなかそのようにはなっていません…
きつい科は往々にして連絡がカンファ室に来るので図書館や空き講義室に行くのも難しいあたりQOLが爆下がりします。
すべての科でWi-Fiを整備して、朝は8時以降集合で、手術見学も昼休憩を取らせて、17時までには必ず帰すことをお願いしたいですね。
病院見学に行ってきました
続かない!!!!
ほんとにやろうと思ったことが続かなすぎて残念なタイプの人間です。
ということで、2か月弱ぶりに書いているのですが、ここ最近やったことと言えばMEC見て実習やって病院見学に行ってみたくらいですかね…密になるので部活もなかなか出来ないですし…
せっかく一瞬コロナが落ち着いていたのに特に外出することもありませんでした。
何か書けるのって病院見学ぐらいかなあって感じです。
こんな状況で病院見学に行ったのは、実習も1/5くらいは終わったので多少は就活を意識しだして受け入れてるなら行っとくか、って感じで練習がてら行ってきました。
まずは行ってきた病院の概略から
A病院
もちくま医大の隣県にある10万人都市唯一の地域の基幹病院
研修医は1学年10人弱で当直月5,6回、当直明けは休みじゃないけどその分給料がいい
見学の交通費を補助してくれる!!!
…まあ見学に行った理由は交通費を出してくれるってのが一番ではあるんですが、実際に見学に行くからには普通に研修先候補です。
このご時世、見学に行ける機会は限られてるんで遊びでは行かないですね。
M5の人たちはコロナでみんな見学に行くのが厳しいですから来年もコロナ救済がほしい…
感想としては…外科志望だったら行きたい!
寮もきれいで病院の敷地内だし近くのスーパーも24時間営業だったし生きていくには十分な環境だったので、そこはすごくいいポイントだと思います。
ただ、自分が比較的内科寄りの志望なので2年目の先生が、
「外科ならおすすめだけど内科なら他の方がいいかも」とおっしゃってたのがだいぶ印象に残ってますね…
内科は総診として外来でたくさん診るのでそれで良さそうとは思ったのですが、たしかに系統だった感じでは研修できないし当たりハズレがあるかなとは思いました。
隣県なのにもちくま医大から行く人がほとんどいない病院なので、その辺も不安要素ではあります。
どうやら試験も厳しいものではないみたいなので病院探しに疲れたら応募しようかなと思います。
見学内容としては、研修医の先生が外来をしているのを見学したり、実際に救急車が来た時の対応を見たり、手術を見学したりと実習がほとんど出来てない状況だったのでとてもいい経験になりました。
さて、夏休みの病院見学は遠方でいくつか予約してるのですが、果たして何個行けるのか…
Gotoキャンペーンに乗っかって行こうとしてるのに移動も自粛傾向になってきてるあたり難しいかもです。
大学によっては病院見学禁止令が出てるなんてこともあるみたいでそれがないだけまだ幸せな大学なのかもしれません。
実際に1件断られた(僕がゴミだからとかではなくコロナのせい)ので他もキャンセルされだしたら行きたいところは全部アタックしようと思います。
経済学は宗教なのか
今から述べることはあくまで経済学の素人が考えていることをただ並べているだけなので、多めに見てください。
昨今の経済状況はリーマンショック以上のものだとか騒がれて、コロナで死ぬ人よりも経済で死ぬ人の方が多くなるから、ガンガン人が動くべきだと言う人も多く見られます。
まあ医学生的には、第一に人の動きを減らしてコロナで死ぬ人が減って、その影響で経済で死ぬ人は国が支援をしてくれればいいのではないかと思います。
その支援のやり方については、散々議論されてるでしょうし少し置いておきます。
やはり、国が支援してあげてほしいと思うんですが、そこで問題となるのがそのお金の出どころ、すなわち財源です。
こういう不況になると、職を失い生活に困る人が現れることになりますが、そんな時に政府は、一時的に借金をして雇用を増やし、経済が少しでも回るようにするというのが学校で習ったものだったと思います。
この国債の残高が1000兆円を超えるということになりそうですが、これが増えることにどんな意味があるのかという疑問は少しあります。
よく国民一人当たりの借金と言って残高を人口で割っているのをニュースで目にしますが、別に国民全員が等しく国債を買ってるわけではない(銀行などが預金で買っているのはあると思うが)のでピンときません。
個人的には借金があるということはその分利息を上乗せして払わないといけないので、借りたお金で利息分以上の利益をあげないといけないということだと思ってます。
実際、国債を発行しても償還期限を迎えたら国債を発行して借り換えを行っているので借り換えで利息分もさらに借金をするという構図になっていることは明白です。
それに加えて社会保障や公共事業などで新たに国債を発行するのでその分の償還期限が来たらまた借り換えが起きます。
さすがにこれを繰り返すと雪だるま式に国債の発行残高が増えるだけなのではないのでしょうか。
しかも、現在はマイナス金利政策で低コストで国債を発行できるでしょうが、国は、2%の物価上昇を目標にしているので、仮にそれが達成されるのであれば、間違いなく借り換えのコストは増大します。
なので、歳出に占める利払いの額は年々増えることになるので、プライマリーバランスの黒字化くらいは達成しといたほうがいいのではないかと思ってます。それ以上の国債の完済は全く意味のないことだと個人的には考えます。
裏打ちされたものがあるわけではないのでうわ言程度ですがこんなことを考える今日この頃です。
ドラマの再放送
今年の4月のクールは、「半沢直樹」や「SUITS」、「ハケンの品格」など過去の作品の続編が多く、始まる前から大変話題になっていました。
しかし、ドラマの撮影も難しい状況で、月9や水10などのドラマ枠がぽっかり空くという非常事態に陥ってしまいました。
そこで、キー局は過去のドラマを“特別編”として再放送しています。
どうして特別編とされているかというと
・再編集をしている
例えば「逃げるは恥だが役に立つ」では、初回放送時には無かったカットを盛り込んだり、放送枠を延長していた話を本来の1時間の枠に収まるように話を削ったりして厳密には違う作品になっている。
・ほとんどの場合で週に1話しか出来ない
ドラマ枠を埋める形の放送の場合、週に1回、1時間しか放送できません。しかし、ほとんどのドラマは10回程度の放送で完結するようにできているため、数話しか放送できない場合は話が成立するように編集をしないといけなくなります。
・ただの再放送ではスポンサーが付きにくい
おそらくこれが一番大きいのでしょうが、ただの再放送では製作費などもほとんどかからず、結果としてスポンサーもあまりお金を出してくれません。しかし、ドラマの放送枠はみんながテレビを見る時間に設定しているため、それではあまり稼げずもったいないのです。
こんな感じで色々理由があります。
せっかく過去のドラマを再放送するんだったら好きだった「やまとなでしこ」なども流してほしいのですが、出演者が事件を起こしているなど意外と何も問題なく流せるというドラマは少なく、テレビ局も苦労しているようです。
ともあれ、延期になっているドラマは話題作だらけで、私も楽しみにしているので早く放送が決まってほしいです。
大学病院でクラスター感染が起きた話
こんな時期にブログを始めたからには触れずにはいられないのが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話。
最近では福岡県の北九州市で第二波が~とかテレビで流れてますね。
色々と不安がありますが、医学生に特有の不安を上げるとすれば実習問題です。
医学部では大体4年の後期、もしくは5年生から実際に病院の中でポリクリと呼ばれる実習を行います。1つの科を1,2週間かけて回りそれを丸1年続けるという精神的にも体力的にもつらいのがポリクリです。
しかし、現在、COVID-19によって主に都市部の大学では院内感染を防ぐために院内に学生を入れないようにしています。その結果、病棟で実際に患者さんに接することで学ぶ機会が減り、ただ実習という名目でオンライン講義が1日に数十分行われるだけの時間が過ぎています。(私自身もその状況下に置かれています)
一方、都市部から離れた大学では、最大限感染予防を行いながらポリクリを院内で行っているようです。
こうした状況では、実際に患者さんに接して学んだ学生とそうでない学生の差が生じることは言うまでもありません。
正直なところ、今後の就職活動(マッチング)や国家試験、初期研修など医師としてのキャリアにおいて悪影響が出るのではないかと心配しています。
いくら座学で学習をしたところで、接遇や診察、手技などを学ぶには実地が一番です。
今回、産業医科大学病院でクラスター感染が起きた可能性があるようです。
北九州市は1日、産業医科大病院(北九州市八幡西区)で10人規模のクラスターが発生した可能性があると明らかにしました。同市によると、医療機関では5月23日以降、門司メディカルセンター(11人)、北九州総合病院(26人)でもクラスターが発生した可能性があります
— 西日本新聞 北九州本社 (@nnp_kita9henshu) June 1, 2020
実習をさせていただいている場でのクラスター感染の発生は、残念ながら本来の実習の再開を遠ざけることになります。
日々、患者さんと向き合い懸命に治療にあたっているスタッフの方々には申し訳ないですが、大学病院ではこのようなことは起きないでほしかったです。
産業医科大の方とは部活で交流があり、年に何度かお会いしますが、彼らの実習がどうなるのかとても心配です。このような状況だと医療資源を感染者治療に注ぐために教育が犠牲になり、オンラインでも実習は難しいのではないかと思ったりもします。
弊学も距離は離れていますが、このようなことにならないとはとても言えません。
ぜひとも第二波の低減と一刻も早いコロナ禍の終息を祈るばかりです。
国試対策のビデオ講座を考える
CBTを終えて考えないといけないのが国試対策、正直CBT終わって一息つきたいところなのに頭を悩ませます。
しかも業者によってはCBT前から国試の話をするので成績底辺としては、
「そんなの考えられるかいボケ!」って感じでしたが、実際問題残り2年ですから仕方ないですよね…
ということで少し考えてMECを選びました。
ここから選んだ理由を説明しようと思います。
・国試対策委員経由の申し込みだった
ただ予備校の戦略にハマってるだけなんですが、MECとTECOMは国試対策委員からしか申し込めないんですよね(正確には個人で申し込めるけどバカ高い)
逆にmedu4とQ-assistは個人でしか申し込めないのでいつでも買えるので、MECやTECOMが合わなかったら金銭的にはつらいですが移ればいいだけなんです。
・紙のテキストと電子テキストの両方を選べた
一応医学生の多くが持っているiPadとApple pencilを自分も持っているので、紙テキストがないmedu4やQ-assistでもいいんですが、アナログ人間なのでどこまでデジタル化ができるか分からないという不安がありました。
その点MECだと紙テキストも配られるので、スタイルの変更が効くという点は安心材料でしたね。
・メインの講師が割としっくりきた
どの予備校もサンプル動画があって、予備校によっては期間限定でたくさん見せてくれるので、それを見て何となくMECが合うかなあと思いました。
これから選ぶ方はめんどくさくても一通り見てみてください。結構雰囲気が予備校ごとに違います。
MECではDr.KSRとDr.WTRの二人がメインで教えています。2人ともしっくりきたので大外しはしないだろうという読みです。
逆にmedu4の先生はなんとなく苦手でした…(個人の感想です)
何かの講座で詰まって周りがmedu4を推してたらそれだけ取ろうと思います(それが出来るのがmedu4のいいところ)
と、何個か理由を挙げてきました。
他にも先輩達が「〇〇はダメだ」と口を揃えて言ってるところはやめた、とかありますが、単純なdisになるのでやめときます。
自分の学年はQ-assistがやや多そうなので人と違うのは不安ですが、MECの人もいるし極端に外れたことをするわけではないので自信を持ってやっていきたいです。